変わったことをする

意識と無意識

人間の「こころ」は 2つの領域に分けることができます

  意識   … 自分の思考や感情として自覚できる部分

 〔無意識〕 … 自分で自覚できない部分

これについて、私の体験の例を、下のアコーディオンブロックに書いておきます~

「概要」とか言ってるのに、結局、文章が長くなるんだね…

私は最近、ニーチェに関する本を読んでいます

そしたら、

自分が抑圧していた「無意識」を「意識」に広げることができた

という経験をしました

これについては、「どこかに分かりやすく書きたいな~」と思っている内容なので、詳しくは今は書きません

それでも、今、伝えたいので簡単に書くと…

自分が抑圧していたのは、「なぜ自分が生まれてきたのか」ということについてです

このことについて考えると、「怖い!怖い!」と何かに掴みたくなるような、走って逃げだしたくなるような感覚に襲われていました

幼いころからず~っと、この恐怖を時々味わってきました

だって、自分がなぜ生まれてきたのか分からなかったからです

考えても考えても、答えが見つからなくて、ただ、恐怖に襲われていました

だから、考えないようにしていました(抑圧)

考えてしまったときに、私を安定させていたものは、家族の存在でした

自分が家族に大事にされていると信じられること、家族を大事にしたいと自分が思うことで、ふ~って心が軽くなる感覚がありました

ただ、これは、一時的に安定させているものであって、完全に私を安定させるものではありませんでした

「自分が生まれてきたことの意味、このことの答えが、まだ分かっていない」からだと思います

でもね、この「分からなかった答え」が、ニーチェのおかげで見つかったんです

幼い頃から抱いていた「分からない」っていう「無意識」にあった恐怖を、「分かる」って自分の中に落とし込むことができたときに、恐怖がなくなったんです!!

ゾワゾワ~って湧き上がる「無意識」にあった恐怖が、「あ、こういうことね」って自分の「意識」に広げることができたことによって、私の「こころ」が、安定したのです

人が夢を見るしくみについては、科学的に説明できる部分もある。けれども、科学には今のところ、夢を見るのはなぜなのかを十分に説明することはできていない。
ユング心理学では、その「なぜ」について一つの説明を試みている。具体的には、夢は、夢を見た人が自分の心の状態について理解を深め、よりバランスの取れた人格を発展させていくための「無意識から意識へ向けたメッセージ」であると考えている。

同書 P58 より

無意識〕を発見したのは、心理学者のフロイトです

自覚できないものをみつけるなんて…

よくよく考えると、ものすごい大発見!

無意識〕の解釈が、フロイトとその弟子のユングとでは、異なります

ここでは、ユングの理論をまとめています

ユングといえば… BTSだね~

MAP OF THE SOULの地図)》というアルバムタイトル名はユング派の本に由来しているね~

Intro : Persona ペルソナ(人間の外的な人格)

Interlude : Shadow シャドウ(影)

Outro : Ego エゴ(自我)

などの曲名は、ユング心理学の用語ですぞ~

失敗や負けが自分の人生にどう意味づけられるかで、その人の人生の方向性が変わっていく。これがユング心理学の考える「失敗や負けがもたらす変化=個性化」である。
そもそも「個性」というものが何なのかと考えるとき、私にはそれは限りなく「傷」に近いものなのではないかと思える。

(略)

一度ついた傷は消えない。けれども、その傷は、その人と他の人とを分けるものでもある。いわば、傷は、その人をその人たらしめる。だから、「個性化」とは、自分の傷を見つめ、自分のものとして引き受けていく作業でもある。

同書 P34より

あれ…

「私が伝えようとしている内容から、それてきちゃったかも」なんて思ったけど…

心の傷は僕を成長させる(♪ Beautiful Beautiful)

ONF も同じようなメッセージを歌詞に込めてくれているのだと思います

自分の人生を全力で肯定する

ニーチェも同じようなことを言っています

ユングの心理学も、ニーチェの哲学も

使っている単語が違うけど、結局、同じようなことを言っているって解釈できるね~

無意識〕は、さらに2つに分けることができます

普遍的無意識

  人に共通して存在している
  生まれつき備わっているイメージや概念
  【普遍的…広く行き渡るさま。極めて多くの物事にあてはまるさま。(goo辞書))】

個人的無意識 … 個人的な経験を通して存在している
           コンプレックスがしまわれている

普遍的無意識

ネコにはネコの習性というものがあります(高い所や狭い所を好むなど)

それは、ネコに共通して存在している〔普遍的無意識〕の部分が働いています

ネコが生きていくために、身に付けてきた集合体として必要な部分です

ヒトにもヒトの習性というものがあるのですね

それは、ヒトに共通して存在している〔普遍的無意識〕の部分が働いています

ヒトが獲得してきた、集合体として必要な部分です

ヒトであれば、共通して〔普遍的無意識〕が存在しています

これは、長い時間をかけて、人類が獲得してきたものです

生き延びていくために、そして、進化するために獲得してきた、脳みそです

私たちの「こころ」の中には、動物としてのヒトの歴史が存在しています

普遍的無意識は、自律性があり、自分の意識や意志とは独立して働きます

これは、〔普遍的無意識が働いています

普遍的無意識は、自分で気付かない(意識していない)ところで、意識に大きく働きかけています

人類に、普遍的に存在している、「こころの土台

こころの土台」となるのが、〔普遍的無意識です

普遍的無意識〕は、良くも悪くも、自分の意識に関係なく、自然に湧き上がってきます

人類に普遍的なコンプレックスがしまわれています

普遍的無意識〕というものが自分の中に存在している、ということをまずは自分の意識が認識していることが重要です

自分の中に、ヒトとしての〔普遍的無意識〕が存在しているということを、意識で理解していることで、舵が取れるからです

個人的無意識

個人的無意識とは、個人的な体験や記憶、コンプレックスがしまってある場所です

コンプレックス

感情を核にしたイメージや記憶の集合体

個人的なトラウマを契機として形成されるものと、人類に共通する普遍的無意識によって形成されるものがあります

こころを広い家だとすると…

「私=自我」の他に自分の中に住んでいる住人がコンプレックス

広い家の中には、「私」がいる部屋以外にも、たくさんの部屋があって、「私」以外のたくさんの人たちが一緒に住んでいる

自我と自己

自我

エゴ

意識の中心

自己

セルフ

意識+〔無意識〕の中心

自己は自我を超える存在

自己は自我を見守る導き手の役割

自己とは中心であり、そこを目指していくことが人生を方向づけ、意味を与えてくれる

ご… ごめんなさい…

私、やっぱり、自我自己は、まだ自分の中にストンと落としこめていません

でも、必要になると思うので、書いておきました…

ちょっとだけ、分かってきたような気もするんですけど…