愛するという行動

A さんは、「落ち着いて勉強に集中するために、制服があってもいいと思う」と、言っています

B さんは、「制服は、息苦しくて重たくて動きにくいから、勉強に集中できない」と、言っています

どちらも、感じたこと考えたことを言葉にし、素直に言葉で表現しています

真心(本音)だと思います

制服を着るということを、A さんは我慢していませんが、B さんは我慢しています

先生

①1人1人感じ方考え方が違っているのは分かっているし、みんなのことを大事に思っているよ

②だから、みんなのことを大事にしているよ

このように言う先生がいらっしゃると思います

先生は子供たちのことが大好きで、みんなのことを大事にしたいという思いを強く持っているのだと思います

子供たちに幸せになってもらいたいから、未来を明るくしたいから、今の日本で「定額働かせ放題」「超ブラック」と呼ばれる職業に、やりがいを持ちながら就いてくださっているのだと思います

ところが、実際には、制服を着ることをルールにしたことで、苦しむ子供を生み出しています

苦しむ子供が存在する、ということは、その子を大事にできていないことになります

その子は、苦痛を感じているからです

先生は

実際に、子供のことを大事に思っているのですが、

実際には子供のことを大事にする行動をしていないのです

苦しむ状態を保持し続けているからです

「自分の心」と「自分の実際の行動」が一致していません

「自分での心で子供を大事に思っている」から、「自分は子供を大事にする行動をしている」と思い込んでしまうのです

先生は、勘違い・思い込みをしている自分自身に気付いていません

なぜこのような現象が起きるのでしょうか