9 道徳
従わせる状態をいつの間にか作りだしている原因は、道徳の授業にもあります
『泣いた赤鬼』で、自分が犠牲になって我慢をすることが大事だって刷り込む
『かぼちゃのつる』で、「ルールを守ります」と言わせ、このことが大事だと植え付ける
真心(本音)を言わせないようにし、我慢をするのが良いことだと刷り込んでおいて、従わせやすい状態をつくっているのが、従順他律の社会です
「苦しいよ」って子供が訴えているのに、親は「我慢しようね」と言って、苦痛を取り除く行動をしないのです
従順他律の社会では、我慢が大事だって道徳で刷り込まれるからです
指令・ルールと異なる考え方は、ルサンチマン的支配の邪魔になるから、意思を表さないようにさせられてしまいます
結局、正しいことが分かっていても、従順他律の社会の中で、指令に従うこと、つまり、ルールを守るように「我慢すること」をインプットされているから、自分で考えて行動しません
我慢が大事とインプットされているから、自分も子供に我慢させようとします
子供が大事だと思っているのに、心から愛しているのに、実際に幸せになるための行動をしないのです
「心」で、子供のことを大事に思い、愛している
「行動」では、子供に苦痛な状態を我慢させ続け、大事にできていない
「心」と「行動」が、一致していないのです
歪んでいます
教育先進国では、実際に行動します
1人ではなく、大勢で
大勢の人が心を1つにして集まり、意思を伝えます
自分の心を信じ、自分の心を伝える。この苦痛を取り除くことが、子供も自分も未来の人々も幸せになるために必要な事だからです
子供が大事だから、「これは間違っていますよ」「私達は幸せになりたいのです」って意志を表して、システムエラーにしようと実際に動くんです
真心(声)を伝えるというのは、世の中が良くなっていくために必要な事になります

「ルサンチマン的支配」を取り除くことが、幸せになる方法です
自分たちの力で、自由を手に入れることです
子供を愛する気持ちがあるから、自分自身を信じ、自分の心を伝えて、幸せな状態を自分の力で引き寄せるのです
Übermensch!!
子供を愛しているから、愛する子供に我慢させるのではなく、実際に大事にするために、意志を表す
これが、実際に幸せになるための行動をする、ということです
人間らしい知能を使った新しい世界、真心の通じ合う愛のある世界にするために必要な事だからです
人間らしい社会では、よく考え、議論するから、どんどん良いものが生み出され、非合理的なものは撤廃されます
心で大事に思っていたら、実際に大事にする行動をする
心と行動が一致する、自然な人間の姿です
自由を手にするために、真心を「声」にして伝える
「心」で、子供のことを大事に思い、愛している
「行動」でも、実際に大事にして愛する
「心」と「行動」が一致します
真心を「声」にして伝えることで、古いシステムをエラーにする
これが、実際に子供のことを大事にする行動です
これが、愛するという「行動」です
つまり、「愛するということ」です
我慢をさせる、ということは、苦痛な状態を維持させ続けることであり、子供を実際に大事にできていないのです