パニックボックス

  • リリースイベント当日

うそ…  当たってる………!!!!!

何も考えずに、白い箱の中に青色の抽選券を入れていた

リリースイベントでもらえる、メンバー全員写真撮影会の抽選券である

当たるといいな~」なんて思いながら入れているのに、「当たるわけがない」と思っている

実際に当たったらどうするのかなんて、全く何も考えていない

FUSE

ONF と一緒に写真を撮る勇気はないよ~

というような FUSE の方々の声を、割とよく聞く

抽選券を入れているかどうかを話題にしたことがなかったから、そう言っている FUSE の方々が、あの白い箱の中に抽選券を入れているかどうか、私は知らない

同じだ~ (^^)/

私も写真撮影は無理…

なんて言っているにも関わらず、私は白い箱の中に抽選券を入れていた

X に掲載される当選番号が、まさか、自分の手元にある控えの番号と同じになるだなんて…

当選が判明したのは、ハイタッチの直前…

何も考えていなかった私は、この事態をどう収拾すればいいのか分からず、パニックに陥る

実は、あの白い箱…

計画性の無い人物にとっては、

パニックの世界へとつながる、パニックボックスだったのである

そもそも、私は、「当たるといいな~」って思っていたのだけど、今の私は、ONF 全員 と一緒に写真を撮る勇気なんて、全く持ち合わせていないのだ

そんなことをしたら、意識がぶっ飛んでしまう!

じゃあ、なぜ私は、「当たるといいな~」って思いながら、箱の中に入れていたの…????

・・・

「おかしのクジや忘年会の抽選会などで当選した時、喜びの感情が生まれる」ということが、私の身体に染みついている

だから、クジや抽選に当たると、「嬉しい~!やった~♫」という喜びを味わえる

私は、その感覚が味わえると思って、抽選券をパニックボックスの中へと入れ、「当たるといいな~」って思っていたのだ!!!

こんなことに、だいぶ後になってから気付く

このことに気付くと、私って、面白い人である

①最初から抽選券を入れていなければ、一緒に写真は撮らない

②当選しなければ、一緒に写真は撮らない

③当選を放棄すれば、一緒に写真は撮らない

①②③は、結果的に同じことになるはずなのに、ここで、「当選したのに放棄したらもったいない」という、残念な貧乏性の心理が働いてしまう 

頭の中がぐちゃぐちゃの状態のまま、ONF のハイタッチの列に並び…

ONF に近づいていく時のあのドキドキ感もなく、

ただ、「目を合わせよう」と思いながら、ハイタッチを終える

FUSE

E-TION のハイタッチの仕方、キュンとするよね~

あぁ~~~

そうだった~~~~~~

E-TION との夢の様な素敵な瞬間、今日の私は、感じ取っていない!!!

本来なら、

メンバーみんなの手の感触の違いとか、体温とか、触れる強さとか、にじみ出てくる心の温かさとか… いろいろ感じられるはずなのに…

「めちゃカッコいい💗」「今日のパフォーマンスもトークも最高!ありがとう✨」って、目で伝えることができる瞬間なのに…

何ひとつ、私の感覚が働くことはなく、

私は、ただの「ハイタッチマシーン」になっちゃったじゃないの~~~!!!

自分が マシーン にならないようにするために、脳みそを使いながら ONF に会いにいかなければならなかった…

他の人には簡単な予測でも、慣れないことへの耐性がない私には、難しい予測だったのである

気をつけよう!

あの白い箱は、FUSE にとって素敵な世界へと導くものでもあるが、

人をパニックに陥れマシーンへと変身させる パニックボックスでもある!

この後…

急速でスーパーコンピューターを立ち上げ…

何とか1つの道を選択したのであるが…

この先の道については、私の心の中に「良い記憶」として留めておくことにしよう (#^^#)

  • 帰宅後…

FUSE の皆さんと ONF 愛を語り合えて、楽しかったな~

ONF は、どんどんカッコ良くなってるな~

今日は、全員写真撮影に当選してから、めっちゃパニックになったな~

パフォーマンスやトークは何度も近くで見たいけど…

今日の教訓は、「ハイタッチの瞬間の感動をずっと覚えておくために、1度の感動を大事にしましょう」ってことなのかもしれないな~

「優先観覧席とセットになっているハイタッチ券がもったいない」という貧乏性も克服しよう✨

今度から、ハイタッチは、1度のリリイベにつき1回だけの感動を大事にするぞ (^^)/

なんて思い、興奮状態が覚めないまま、荷物を片付ける

私は、気分の上がる特別な外出のときにだけ、かばんを替える

普段は、エコバッグを忘れても購入したものをバンバン入れられるような、大きめのリュックを使っている

フワフワした宙に浮いたような気持ちのまま、CD、お菓子、水筒、ハンカチなどを外に出し、いつも使っているものを 大きな普段使いのリュックの中に戻す

  • 翌日…

ない!!

リュックの中に、財布が…

ない!!

え? 私、昨日、全部荷物を入れ替えたよね…

どこかで落とした?

電車の中で盗まれちゃった?? 

あわててスマホで口座やカード情報を確認してみるが、変化はない

とりあえず、悪用はされていないようだ

まず自分で何とかしようと、焦っていることがバレないようにそっと探し始める

そっと動いているつもりなだけで、毎度毎度、私の内面はとても分かりやすく、足音や行動、表情に現れ、すぐに家族にバレる

何探してるの~? スマホ~?

いや…

ねえ、誰か私の財布、見なかった~?

昨日、床にビシャーンって荷物を広げてた時、財布も床にあったよ~

あ~、 自分も見た見た

ドアの前で財布をまたいだよ~

財布が家の中にあることを証言する人物が、1人ではなく2人もいるのであるから、まずは安心する

通り道で、よく荷物整理ができるよね

私はいつも、他人に指摘されてからようやく、自分がちょっと不思議な行動をしていることに気付かされる

なぜ人が頻繁に出入りする狭いドアの前で荷物を広げたのか、自分でも分からない

しかし、私の代わりに記憶してもらうには、ドアの前が絶好の場所だということが、今回分かった

無意識で記憶を他人に任せようとしていたのであれば、私は、すごい

リードで体と財布をつないでおけば~?

財布に電話してみた~?

食洗機の中も見てみたら~?

フッ…

こんなにも焦っている時に、そんな冗談はいらない!

とツッコミながらも、

「私、食洗機の中に財布を入れているのかなあ…」と一瞬本気で思ってしまう

同じ場所を3回4回と見直す意味の無いことをしながら、私はあちこち探し回る

財布は自己主張が強い色なので、ほとんど迷子にならず、いつもすぐに発見できる

迷子になるのは、久しぶりである

食洗機は今回っているから確認してないけど、洗濯機の中には無かったよ~

洗濯物に紛れていたかな… と、考えてしまう

経験上、冗談が冗談になっていない場合も、割とあるからである

はいはい…

いつもお騒がせして、ごめんなさいね~

しょうがないな~ 一緒に探そうか~?

いや、もうちょっと頑張って自分で探してみるよ

ありがとう

5分後…

あった~! リュックの中にちゃんとあるじゃん!

普段、全く使っていない横からの隠しファスナーの中に、上手にかくれんぼをしてた~

ONF に会いに行くために、ショッピングモールの外れ抽選券、期限切れの割引券、小銭などの贅肉を、財布はそぎ落としていた

ダイエットをしていたために、発見が遅れたのである

フワフワしながら片付けると、フワフワと軽い財布は移動するようだ

なんだ~

ちゃんとリュックの中にお片付けができていて、えらいな~、私は!

すごいすごい!

だいたい、私は「みつからない~!」って騒ぐけど、大事なものがみつからなかったことは1度もないんだよね~

・・・

困った…

ハイタッチの感動を犠牲にしてまで、ずっこけ日記のアイデアがやってきてくれたのに…

久しぶりに、ずっこけ日記を書くことができたのに…

このままだと、とうとう、大事なものがみつからないままになってしまいそう…😢

今まで、大事なものがみつからなかったことはなかったのに…!!!!

この話…

大事な、大事な

オチがみつからない!!!