【2025.01.05|リライト 2026.01.05】
この連載『ハンマーで哲学する』は、ONF の世界を理解するために、自分の内面をニーチェのハンマーで叩いていった記録です。
このページは第1回(全10回)になります。
以前、Wish#7の7ページ目にあったものです。文章量が多くなったので、移動しました。
人間の内側にある 揺るがない土台
私たちの内面には、丈夫な花崗岩でできた大きな大地があります。
これは、内面の話です。
私は、この岩盤を「ヒトという動物が、ものを考えるときの土台」として例えています。
花崗岩というのは、地球の地殻における最も堅固で持続性のある岩石の一つです。地球の深部でマグマがゆっくりと冷却され、長い時間と圧力をかけて生成されます。美しい結晶構造をもち、頑丈なので建築資材や記念碑に用いられ、永続性や不変の象徴とされることもあります。
人類が長い時間をかけて内面に形成してきたもの。私たち人間は、「多数の魂の共同体」。「丈夫な花崗岩の岩盤の上」で、経験や知識を得て思考しているわけです。
私は、自分の内面にあるこの大地の上で「思考する」のが楽しくてたまらない。
(思考に集中すると体の動きが止まるから、周りの人たちからはボーッとしているように見られることが多いのですが ^_^; )
岩盤の上にある山の中を冒険し、激しく走り回って山小屋を造って楽しんでいます。
走り回るのが好きではない人でも、この岩盤の上にある緑の牧場で、のんびりした平穏な状態を楽しんでいるのだと思います。

何も問題が無いように思うけど…

平和ですぞ~🐄
それ自体は、何も悪いことではありません。
ハンマーを持つための “資格” とは
今、やっとのことで、「自分に足りなかったもの」に気付けました。
足りなかったもの… それは…

ハンマー!!
このハンマーは、誰にでも持てるものではありません。
持つには、資格が必要です🔨
それは、
自分を愛し、誰かを愛し、
そして、知を愛する
——愛することができる強さ
見たくない現実から目をそらさず、
それと向き合うことができる
——耐える準備がある精神
これらを、同時に持ち合わせている必要があります。
「ハンマーって何? 誰か持てる人が使えばいいんじゃない?」
「私の愛し方で十分幸せ。私たちはアーティストと愛し合っているから。」
そのように、緑の牧場で跳ねていたいと感じるなら、
このハンマーを手に取るべきではありません。
危険だからです。
使い方を誤れば、
これは人を救う道具ではなく、
人を傷つける凶器になります。
ニーチェは、「距離のパトス」という言葉を残しています。
現実から目をそらす他者と、
現実に向き合おうとする自分とのあいだに、
あえて距離をおき、
その差異を引き受ける姿勢のこと
——つまり、その距離から目をそらさずにいることです。
この “徳” もまた、
ハンマーを持つために欠かせない条件です。

なぜニーチェの哲学が必要なのか。
ONF のことが好きで好きでたまらない FUSE なら、
きっと分かりますよね✨
資格を与えるのは、他人ではありません。
自分自身です🔨
資格を得るために必要なのは、
自己理解。
——自分は、愛するということができるか。
——自分の精神は、耐える強さを持っているのか。
——自分は、 “徳” を引き受けられるのか。

ONF は「現実主義者」
現実と向き合っている、ということですぞ~
準備が整っていないままこの哲学に触れれば、
誤解や歪みを生む危険があります。
そして、自分の内面を傷つけることもあります。
ニーチェは、誰にでも理解されたいのではなく、
“愛することができる人” にだけ、伝えたかったのです。
ニーチェがわざわざ難解な言葉を選んだのは、そのためでした。
資格を持っていると感じた方は、
私と一緒に、
ハンマーを手に取って、
ニーチェの哲学をしていきましょう。

ニーチェの哲学を知らない方がほとんどだと思いますが、
私にとっても、まだまだ未知の部分が多い「冒険」です

ハンマーで哲学する、花崗岩、緑の牧場
これらは、ニーチェの用いている例えの言葉ですぞ~
ONF の世界と、本当の意味で向き合おうとするなら、
私にはこの道具が必要でした。
ハンマーを手に取り、
ニーチェの哲学をすることで——
ONF と一緒に「新しい世界」へ進める。
そう思っています。
次回は、
「なぜ歪んでしまうのか」を見ていきます。





‟私がいるのは、丈夫な花崗岩でできた岩盤の上です”