【2024.06.30】
音楽は、宇宙のように秩序と混沌が響きあう。
ONF の音楽が生み出す一体感の正体を、ニーチェ哲学とともに辿りました。
アポロンとディオニュソス
生存と世界は美的現象としてのみ永遠に正当化される。(ニーチェ)
人間は、世界をそのままでは耐えられない。
意味のない現実を、そのままでは生きられない。
だからこそ私たちは、「意味づけ」という芸術的行為によって、生を肯定する。
アポロン的なものはニーチェ版の表象で、ディオニュソス的なものはニーチェ版の意志とされます。
世界が「夢」や「幻想」だと考えられる1つの理由は、それが私たちに、個々に分かれたものの世界を経験させるものでありつつ、それ自体としては、本当は単一ものだからです。
『わかる!ニーチェ』(ピーター・ケイル著 P29)
アポロン的原理は、秩序・調和・個別化・美・夢を象徴する。
それは、形を与え、混沌から秩序を切り出す力。
ディオニュソス的原理は、混沌・感情・陶酔・狂気の象徴。
個を超え、境界を溶かし、一体感を生み出す力。
音楽とは、この二つの力が交錯する場。
そのせめぎ合いの中にこそ、音楽の美は宿る。
音楽が人を惹きつけるのは、両者が拮抗しながらも動的な平衡を保っているから。
破壊し、再生し、また新しい調和を生み出す。
ディオニュソスの力が渦を巻き、アポロンの光に変わる。

これは、まさに、ONF の音楽のことを言っている✨
ONF の音楽が特別なのは、この二つの力を同時に抱いているから。
彼らの音には、世界の根源的な生命力が流れている。
そして、その源は——
✨💗 愛 💗✨
ONF は、
より広く、より深く、
「愛する」ということをしている
愛の想いがディオニュソス的な生命力を生み、
それが、アポロン的な美の形として結晶化する。
これが、自由
自由というのは、外から与えらるものではない。
自らの内側から生まれる意志で、世界を形づくること。
ONF の音楽は、まさにこの「自由」から生まれている。
秩序を創りながら、混沌を受け入れる。
混沌の中から、新たな秩序が立ち上がる。
その音が、心を震わせ、世界を一つにする。
宇宙がある
宇宙は、完璧な秩序の中に混沌を孕んでいる。
そして混沌さえも、全体の調和の一部。
秩序の中に混沌があり、混沌の中に秩序がある
哲学的に言えば、
アポロンの光の中にディオニュソスの力が潜み、ディオニュソスの奔流が新たな秩序を生む
音楽とは、まさにこの宇宙の縮図。
秩序と混沌のせめぎ合いが響き合う場。
その響きの中で、私たちは世界の生成を感じる。
私たちの内面にも、宇宙がある。
ONF の音は、内なる宇宙を描いている。
混沌、葛藤、痛み、そして希望。
それらを、美の波として昇華させる。
だからこそ、彼らの音楽は心を震わせる。
魂の奥深くで、共鳴し、溶けあう。
ニューロンがシンクしたみたい
君の中にいる
君と僕と⼆⼈
区別つかないくらい
ONF と FUSE の心がつながる瞬間💗
感情と神経が、同じリズムで共鳴している。
“ニューロンがシンクする”——
それは、理屈ではなく魂でつながるということ。
ONF の音楽は、その共鳴の体験をくれる。
永遠回帰—アモール・フィティ
人生を1つの全体として肯定すること、それに対して「イエスと言う」こと
『わかる!ニーチェ』 (ピーター・ケイル著 P81)
アモール・フィティとは…
この世のあるがままの運命を愛すること。
喜びも苦しみも、すべてを“必要だった”と抱きしめること。
「この人生をもう一度、まったく同じように繰り返してもいい」
そう思えるほどに、生を愛すること。
人生のすべてを“肯定”へと変換していく。
「おかげで変換」の実践がパラレルワールドを引き上げる
多くの人が「不成功の理由」にしがちではありませんか?
①「家が貧乏なせいで勉強ができなかった。」
②「学歴がないせいでいい会社に入れなかった。」
③「病気がちなせいで仕事の機会を奪われた。」と。しかし、「おかげで変換」の天才だった松下(幸之助)さんは次のように考えたのです。
①「家が貧乏だったおかげで、物を大切にできた。」
②「学歴がなかったおかげで、人になんでも聞けた。」
③「病気がちだったおかげで、人に任せて、人が育った。」すばらしいと思いませんか。こうした考え方が松下さんの周波数帯を上げていたことは間違いありません。ご本人は量子力学も周波数も意識されていなかったでしょうが、みなさんはそれを意図的にやってみたらいかがでしょう。
『現象が一変する「量子力学的」パラレルワールドの法則』 村松大輔著 P88・89より
深い愛が、影を生む
【生存の欲求】【愛・所属の欲求】【力の欲求】【自由の欲求】【楽しみの欲求】(選択理論心理学)
独りで満たすことのできない唯一の欲求は、【愛・所属の欲求】。
誰かを強く想うほど、影(モンスター)は生まれる。
ここは地獄だ
・・・
Monsterになりたくない
愛が深いからこそ、苦しみも深い。
幸福な愛の裏には、闇が潜む。
でも、その影をも受け入れるとき、
そこに美しい影(Beautiful Shadow)が生まれる。
自分の中のモンスターさえも、愛すること。
それが、生をまるごと肯定するということ。
ONF の愛は、激しく、深く、そして美しい。
その音楽は、影を抱きしめることで光を放つ。
ONFの音楽は、魂の叫びが美として表現された芸術💫
聴くたびに心が震え、
世界の境界が溶けていく。
音楽は、宇宙のあり方そのもの。
秩序と混沌、愛と影。
そのすべてが音の中でひとつになる。
スンジュン:
온앤오프(ONF) ‘Bye My Monster’ Recording Filmより
♪Bye My Monster (以前とは違う)新しい感じで録音しました。
感情を注ぎながら録音しただけ
FUSE に対する激しい愛を理解してほしい。




アポロン的側面:調和・拍子・旋律・数学的比率
ディオニュソス的側面:即興・リズムの陶酔・感情のうねり