Bad Dream — 夢の痛み

暗闇の中にデジタル光。青い蝶が2匹飛んでいる。「Bad Dream 夢の痛み#13ONF:MY SELF」 の文字入り

扉を開き続けている ONF。

まぶしい。

ありがとう!!

そして今回のカムバは、いつにも増して FUSE の掛け声が胸に響きました。

画面越しでも、エネルギーがまっすぐ届いてくる。

ONF の力となる声援を届けてくれる FUSE も、やっぱり No.1だと思う。

私も、ONF にふさわしい FUSE でありたい。

だから、私も声を届ける。

ONF は過去にも、「夢」を歌ってきました。

すぐに思い浮かぶのは、♪ The Dreamer と ♪ The Realist

《ONF:My Self》 では、“悪い夢”。

♪ Bad Dream

この曲、とっても深いです。

現実は、苦しくてたまらない。

その痛みに、私は納得してしまう。

・・・

この言葉に、私はドキッとした。

いや、正確には違う。

最初に読んだときは何も感じなかった。

「どういう意味だろう」と立ち止まっただけ。

けれど意味を知り、この言葉が指しているものを理解した瞬間、

急に自分へ向けられた言葉になった。

「あなたの同意は、自分で考えていないこと、分かっていないことを隠すためのものではないか。」

そう問いかけられた気がして、胸がざわついた。

分かっていない。

だから自分の考えもない。

その沈黙を隠すために、

「そうだよね。」

「私も納得。」

私は、考えていないときほど、この言葉を軽く口にしてしまう。

これは他者への批判ではなく、私自身の心の癖を見つめるための言葉。

どこが深いのか。

どこに共感したのか。

問われたとき、今の私はまだ答えを持っていない。

私にとって、♪ Bad Dream は、

「まだ分からない。でも考え続けたい」

私の考える出発点になるような曲です。

ONF の悪い夢って 何だろう。

私は、作品を通して伝わってくる心を想像したい。

目には見えないけれど、感じ取らずにはいられない。

だから、私は想像するのだと思う。

心は、

表現されたものから、

想像するしかない。

ONF の心が知りたい。

だから、自分に当てはめて「夢」について考えてみる。

・・・

私には、理想がある。

「こんな世界になったら素敵だと思う」という夢。

私の世界はひとつ。

誰かとつながっている世界——見えなくても、離れていてもつながっている世界。

だから、私が描く夢を現実にするには、誰かの力が必要になる。

けれど、その人の自由は何より尊重したい。

私の願いは、誰かを動かすことではなく、

ただ「共有できたらうれしい」という思いに近い。

誰かと素敵な世界を共有できたらいいな、と思っている。

「私の欲望は、“誰かを支配しようとしている” ということではないか。」

——誰かと一緒に、という思いは、他者の自由を奪おうとする行為と何が違うのか。

そんな問いが生まれる。

周りの人は、私と違う問いを生きている。

それぞれが、その人なりの現実を懸命に生きている。

だから…

私の夢は、幻想となる。

これは、私の悪い夢。

「この作品で、誰かの心を動かしたい。」

「この良さを伝えることで、誰かの世界を広げたい。」

これらは、力を増大させようとする欲望。

私にとって、

「理想は現実の中で育てていきたいもの」

だけど、

「理想は理想。現実は現実。」

そう言われると、私は悲しい。

悲しみが強くなると、

私の内側で願いが少しずつ形を変える。

「共有してほしい」が「分かってほしい」へ、

「分かってほしい」が「選んでほしい」へ。

これは外側に向けた要求ではなく、

私の心の中でふくらんでいく欲望の動き。

その欲望が大きくなると、

内面でモンスターのような力を持つことがある。

「私が望む方向に動かなければならない」と。

それは、私の心の中だけで起きている現象。

夢見ている景色が素敵だと思うから、

目に見えないものを、

美しいものを、

可能性を、

「一緒に夢見てみようよ」って呼びかけたくなる。

「こんな景色があるんだよ」って言いたくなる。

「隣で一緒にこの景色を見てくれる人がいたらうれしい」って思う。

新しい扉をくぐるかどうかは、あなたの自由だ。

その自由を尊重したい。

それでも伝えたい。

進まずにはいられない。

だから、このモンスターと向き合いながら、アンニョン。

扉を開けなくてはならない。

現実は——

その痛みを思うと、

私の夢は、悪い夢になる。

♪ Bad Dream

내 두 눈에 모래를 뿌려줘 더

僕の目にもっと砂をかけてくれ

そうすれば、

君がいない現実の痛みを、直視しなくて済む。

♪ Bad Dream

Don’t wake me up
It’s better here than out there

目を覚まさせないで
外(現実)にいるより、ここ(夢)の方がいい

夢の中では、君と一緒だから、

まだ夢を見ていたい。

夢を見るのが、現実。

苦しく、悲しい、悪い夢だ。

ONF の心を見たいと思っていたら、

自分の心が見えてくる。

そして、

♪ Open The Door の MV は、

♪ Bad Dream  につながる世界でもあるのかもしれない——

そんな解釈も生まれてくる。

ONF から、愛の粒子が無数に届く。

「相手を安心させようとする愛」

「相手に共感する愛」

それだけではない。

「相手がより強く、より深くなることを望む愛」

「孤独を奪わず、そっと寄り添う愛」

「まだ見えていない可能性を一緒に見ようとする愛」

孤独と向き合い、お互いに刺激を与え、並んで登る関係。

一緒にいると、自分が広がる関係。

私は、そんな愛を強く感じ取る。

登り続けるから、深さが生まれる。

動き続けているから、多くのものが見え、多くのものを感じ取る。

悲しみも、苦しみも。

悪い夢…

言葉は、意味を知ったとき——

解釈ができたとき、

初めて心に届く。

意味を創造し、世界が輝く。

文字にして表現する前の私は、自分の考えを持たなかった。

文字にして表現した今の私は、自分の考えができた。

Bad Dream

この曲は、私を変えてくれた。

解釈ができると、曲の感じ方がまったく違う。

ボーカルに乗っている感情が、

魂を揺さぶる音楽が、

さらに輝いて聴こえる。

ONF は、

どんな夢をみているのだろう。

どんな景色を見ているのだろう。

もしも、もしも——

「隣で一緒にこの景色を見てくれる人がいたらうれしい」

そう望んでいたとしたら…

私も、ONF が指さすその景色を、一緒に見たい。

幻想だと分かっていながらも、

ONF の隣で踊りたい。

それでも、現実にしようとするのが、

心にいつも不可能な夢を持つリアリスト。

悲しく、苦しい。

Bad Dream

それでも、

現実にできる。

そう信じて、

ドアを開ける。